認知症介護に役立ったグッズの紹介(2017/12/21)

「ぱたぱたアニメ館」とは関連がない認知症についての話ですが。

ここ数年、認知症への理解が広まり介護されている方は少しだけ介護しやすくなられたのではないでしょうか。 介護サービスを利用すればケアマネが付き、その人の状態に合わせてケアプランも作ってくださいます。

しかし、認知症と一口で言っても様々な種類があるし、本人の性格もあるしで、他人ではできないことがかなり多いです。 最後はやはり家族だけが抱えることになります。頼みの介護サービスも本人の拒否が強ければ使えません。

また、施設入居にはそれなりのお金も必要になってきます。入居したら最後という訳でもありません。 ケガや病気で入院すれば付き添いが必要になりますし、あまりにも問題行動が酷ければ退居もやむを得なくなります。

「記憶が消えていく」というのは本当にやっかいな病気です。介護する家族は大変しんどい思いをします。 本人もとても辛いです。舅は「頭が真っ白になる」「何にも分からん」とよく嘆いていました。(今はそれさえ感じてません) 自分が壊れていく恐怖から暴言を吐いたり介護拒否をしたり。介護者からすれば分かっていても腹の立つ時もあります。 でも、長い期間ではないですので黙って聞き流すしかありません。

半年前、血糖値が上がったのと、自分からは水分を取らなくなったのとで舅は施設へ入居しました。 時々面会に行きますが、最近は時間も日にちも分からなくなっているようです。 お金の心配はしていました。最後は「金」なんですかねぇ。^^;

介護がどういう終わり方をするか分かりませんが、誰も当てにしないことです。 自分で考え工夫して要領よく介護期間を乗り切りましょう。認知症という病気に振り回されませんように。

以下、介護用品で役に立ったものなどを紹介します。

我が家の場合は、認知症の舅とは近居でしたので様々な介護用品を買い揃えました。 (介護はできるなら別居でした方がいいですね。同居だと逃げ場がないからお互いに疲れます。)

環境を整える

まずは、認知症初期の時に徹底して環境を整えました。転んでケガでもされたら大変ですからね。 とにかく安全を第一に考えて。コンロはIH、お風呂は電気、暖房類はエアコンにして火を使わせないように工夫し、 家や部屋は不要な物は全て処分しシンプルにして転倒の危険を少しでも減らしました。 家自体は元々バリアフリーだったので助かりました。コタツも人感センサー付きの物に買い換えました。 (障がい児を育てたことのある方ならこの「環境を整える」ことの重要性がお分かりになるんじゃないですかね。)

それから、

Panasonicの「見守りカメラ」

カメラを居間と玄関に 2 台、開閉センサーを 1 台玄関に取り付けました。我が家と舅家、お互いにインターネットの環境が必要ですが、もうほんと頼りになります。

綺麗なカラー映像で録画も可能です。玄関の戸が開くたびに録画するように設定すれば、訪問者が誰か分かるし、 チャイムで認知症の舅が出て行くのも分かります。プラスで「防犯カメラ録画中」のステッカーを張ったら詐欺まがいの訪問者も来なくなりました。 更に夜中は赤外線カメラで録画でき、夜中にリハビリパンツを隠している舅の姿がハッキリと録画されるので翌朝そのリハビリパンツを捨てに行くという手抜き介護もできました。 「全てお見通しだよん♪」と半分宝探しでもしているかのような感覚を味わえ面白かったです。

家事しながら様子を見れるし、何か怒っていても離れているのでストレスにならないです。 (何か異常があればすぐに行きます)居間の見守りカメラでは、薬を飲んだかどうか、お風呂に入ったかどうかなども確認していました。 なるべく本人にさせたいので確認だけして様子を見ていました。これが 2 年続きました。

カメラ付き玄関チャイムでも録画

最近の製品だとチャイムが鳴ったら介護者のスマホへ転送できる物もあるみたいですね。 舅家のはその機能は付いていなかったので録画のみしていました。ここにも「防犯カメラ録画中」のステッカーを張っていました。

探し物発見器

短期記憶障害が酷くなると物をどこに置いたか忘れていつも探し回るんですね。 何度も続くとお互いにストレスになりますから大切なものはこれで見つけるようにしました。 鳴らして見つかると結構楽しいし、鳴るのを毎回不思議がる舅の顔を見るのが面白かったです。

ホワイトボード

1 つのことだけ大きな字で書きます。たくさん書くと混乱するんですね。 また、" 音 " も注意が必要です。チャイムの音、電話の音、携帯の音などたくさん鳴るとどの音か分からなくなるんです。

お薬カレンダー

最初は自分で飲んでいましたが、最後の方は無理でした。でも、とても重宝しました。

電話

登録した電話番号以外は鳴らないように設定しました。 (ナンバーディスプレイの契約が必要です)同じく本人の携帯電話もそのように設定しました。

GPS

舅は携帯だけはいつも持ち歩いていたので GPS機能利用の契約もしていました。これも重宝しました。

セブンミールのお弁当

食事は、夕食のみセブンミールのお弁当を取っていました。 嫁が作る味の好みが違うものを遠慮しながら食べるよりもこの方が良かったと思います。 私なら常に自分の好きな物を食べたいですからね。

1 日 1 回の様子見

すぐ側なのでいつでも行けるのですが、姑なら何時間でも話ができたのですが舅となると話題がなくて難しかったです。 実子でさえ話がなくすぐに帰っていました。金の話しかしませんしね。でも、見守りカメラだけでは気づかない点もあることから、やはり訪問は必要でした。

介護サービス(これは娘が担当)

舅は週 3 回のデイサービス、月 2 回のショートスティ、週 3 回のホームヘルパーを利用していました。 デイやショートは本人は行きたくないものだから毎回グズグズ言っていました。何度も迎えに来てもらったり、怒って追い返したり。 1 時間ほどすると忘れるので最後には騙されて連れて行かれていました。行けば楽しそうにしていたらしいです。

舅のこういう姿を見て「生きている意味」を深く考えさせられました。 頭がボケたら周りの都合に合わせて生きなければならないんですね。本人は記憶が残らないから毎回初めてなんです。 初めてのことって不安ですよね。拒否しているのにそれを無理矢理させられるんです。

1 日中舅の側にいて、本人の希望通りの生活をさせてあげられる人はいません。 舅の場合は妻は他界していますから、娘、息子、息子の嫁(私)しかいないわけですね。 義叔父や娘婿の協力は望めないし。孫は実子がいるのだから論外。 あと何年生きるか分からないのに自分の人生を捨てて親に尽くせるか?ましてや義親になるとどうか?

たとえば、娘家族も息子家族も同居でみな仲良しなら舅 1 人ぐらい家族みんなで協力すれば看れると思うのです。 また、認知症の人が外でいろいろと問題を起こしても世間が寛容ですぐに許してくれるのなら地域でも暮らせたでしょう。

介護サービスで何とかなる?ケアマネが何とかしてくれる?これらは甘い考えです。 自分が困らないためには常に先を読んで行動しなければなりません。「使えるカードは全て使いつくす」ぐらいの気迫が必要です。

なんてね、ちょっと厳しいな意見かもしれませんが、頑張っている姿を見れば自然に協力者も増えていくと思います。

お互いに頑張りましょう。^^

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