Webサイトのセキュリティ
2026/10/25
ITの世界では、どんなに大掛かりなシステムであっても、予期せぬ落とし穴ひとつで大きなリスクを抱えることになります。 企業へのサイバー攻撃のニュースが相次ぐ中、ふと自分のWebサイトに目を向け、「万が一に備えて、自分で保守しきれないプログラム系は一度外しておいた方がいいかもしれない」と考えました。
そこで、昨年設置していたPHPプログラムで動く「お問い合わせフォーム」を、サイトから取り外しました。すると、その数日後に世間でPHPに関する重大な脆弱性が発表されたのです。
そのPHPプログラムは他サイトからお借りしたものであり、自分自身でコードの隅々まで完全に把握しきれていたわけではありませんでした。 システムはサーバー環境のリスクとも背中合わせなので、あのタイミングで外しておいて本当に良かったと思っています。
今回の件で、個人が負うべき管理の線引きについて改めて考えさせられました。「設置できるから設置する」のではなく、「いかに安全かつ持続的に運用できるか」が大切なのだと感じます。
幸い、現在公開している画像ジェネレーターなどの機能を含め、「ぱたぱたアニメ館」はすべてシンプルなHTML、CSS、そしてサーバーと通信しない安全なJavaScriptのみで構成されている静的サイトです。
ジェネレーターも4種類ほど公開していますが、これらのプログラムは、ユーザーがアップロードした画像や文字の処理をすべてユーザー側のブラウザ内(メモリ上)だけで完結させており、外部のサーバーへデータを送信したり保存したりする仕組みが一切ありません。 サーバー側に余計な負担やプログラムの脆弱性を抱えない構成にしているため、攻撃を受けるリスクを極限まで減らすことができています。
今後は、「お問い合わせフォーム」についても、自分でプログラムを保守するものではなく、サーバーが提供している標準のメールフォームを利用することにしました。
セキュリティ管理が事業者に担保されている仕組みに寄せることで、個人でのコード管理の手間とリスクから完全に解放されます。
(※ すでに、「お問い合わせフォーム」はサーバー標準メールフォームに変更済みです。)
しかし、次はどんな手で攻撃を受けることになるのでしょうか。 複雑なシステムに依存したWebサイトが増え続ける今のネット社会を見ていると、個人どころか大企業でさえも、安心してWebサイトを運営できる時代はもう終わってしまったのかもしれません。
