技術用語集
C
- character code(文字コード)
- コンピュータで文字や記号をやり取りする際に各文字に割り当てられた数値。例:UTF-8、Shift_JIS、EUC-JPなど。内部表現を統一し、異なるシステム間で文字を正しく扱うために使用される。
- Carriage Return(キャリッジリターン)
- CR の略。タイプライター由来で行頭にカーソルを戻す制御文字。プログラム上では
\r で表現される。
- CR/LFのペア
- CR(Carriage Return:行頭に戻る制御文字)とLF(Line Feed:次行に移動する制御文字)の組み合わせ。Windows系OSでは改行コードとして使用される。Unix/LinuxではLFのみ、Mac(古い)ではCRのみが使用されることもある。
- code point (コードポイント)
- 文字コードで各文字に割り当てられた数値。Unicodeでは U+XXXX 形式で表現され、一意に文字を識別可能。
- context (コンテキスト)
- プログラムの実行に必要な各種情報。変数、関数、呼び出し元の状態などを含む。
E
- escape character(エスケープ文字)
- 特殊文字の意味を無効化する文字。多くの場合
\(バックスラッシュ)を前置して使う。例:改行を表す \n、タブを表す \t。
F
- floating point number(浮動小数点数)
- 小数点の位置が動的に変化する実数表現。精度や範囲が大きい数値計算に利用される。
- form feed (フォームフィード)
- プリンタや端末で次ページの先頭まで紙送りする制御文字。プログラム上では
\f。
G
- grapheme(書記素)
- コードポイントの結合を一文字として扱う最小の図形単位。
- grapheme cluster(書記素クラスタ)
- 複数のコードポイントを集めて1つの文字として扱う単位。ユーザーが認識する文字の基本単位。 [UAX29]
I
- ISO 10646
- 文字コードの国際標準で Unicode と概ね同等。ASCII や ISO 8859-1 に基づき拡張されている。
L
- LF (ラインフィード)
- LF の略。次行の先頭にカーソルを移動する制御文字。プログラム上では
\n で表現される。
M
- MathML
- Mathematical Markup Language の略。XMLベースの数式記述用マークアップ言語。Web上で数式を正確に表示可能。 [Wikipedia]
N
- no-break space, non-breaking space, NBSP (ノーブレークスペース)
- 自動改行を防ぐ特殊なスペース。HTMLでは
で表現される。文字間隔を保ったまま改行されない。
- N/A
- not applicable(該当なし)または not available(利用できない)の略。
P
- percent-encode(パーセントエンコード)
- URLで使用できない文字を %XX 形式に変換する規則。例:スペースは %20 に変換される。
- preprocessor (プリプロセッサ)
- データやソースコードの前処理を行うソフトウェア。例:C言語の #include、#define など。 [Wikipedia]
R
- resource (リソース)
- 参照可能なあらゆるもの。Webではファイル、画像、スクリプトなど。 [Wikipedia]
- RGB
- Red Green Blue の略。光の三原色。ディスプレイで色を表現する際に使用。
S
- string(文字列)
- 文字の並び。プログラム内ではテキストを扱う基本単位。
- syntax(構文)
- プログラムや文法で規定された正しい形。誤った構文はエラーになる。
T
- tag(タグ)
- HTMLなどで要素を囲む記号。開始タグ
<p>、終了タグ </p> のように使用。
- template(テンプレート)
- 再利用可能な構造やコードの雛形。HTML/CSSやプログラムで共通部分を管理するのに便利。
U
- Unicode
- 世界中の文字を統一して扱う文字コード規格。各文字にユニークなコードポイントを割り当てる。UTF-8、UTF-16 などの符号化方式がある。