ぱたぱたアニメ館

このページの表は、現代英語のパーツとなっているギリシャ語の語源をまとめたものです。英語のパーツから、その本来の意味や響きを遡れる構成になっています。

ギリシャ語 元々のギリシャ語の綴りと、その現代ギリシャ語での発音です。[ ※ 補足 ]
ローマ字変換 ギリシャ文字をアルファベットに置き換えたものです。ここでの発音記号は、英語の語源として扱われる際の「英語圏での一般的な読み方」を掲載しています。 ※元のギリシャ語の音から、英語風の響き(アメリカ発音など)に変化していることが確認できます。[ ※ 補足 ]
英単語
連結用パーツ
ギリシャ語が英語の部品(接頭辞など)になった形と、その発音です。言葉を繋ぎやすくするために -o- などの文字がついたり、綴りに合わせて発音が調整されたりしています。
豆知識
(由来する英単語)
そのパーツを活用した具体的な英単語や、語源にまつわるエピソードを紹介しています。

1. エレメント(属性)系

日本語ギリシャ語ローマ字変換英単語
連結用パーツ
豆知識
(由来する英単語)
ΠΥΡ
/ˈpir/
Pyr
/ˈpaɪər/
pyro
/ˈpaɪroʊ/
英語の Pyro-(火の〜)の語源。[ ※ 補足 ]
Pyrotechnics(花火・火工術)
ΥΔΩΡ
/ˈiðor/
Hydor
/ˈhaɪdɔr/
hydro
/ˈhaɪdroʊ/
英語の Hydro-(水の〜)の語源。現代ギリシャ語では νερό(ネロ)という別の語が日常的に使われる。
Hydrogen(水素)、Hydro(水力)
ΑΝΕΜΟΣ
/ˈanemos/
Anemos
/ˈænəməs/
anemo
/ˈænəmoʊ/
花の「アネモネ」もここから。ただし語源は「風に揺れる花」的なニュアンス。
Anemometer(風速計)
ΓΗ
/ˈʝi/
Ge
/ˈdʒi/
geo
/ˈdʒioʊ/
英語の Geo-(地球の〜)の語源。古代音は「ゲー」。[ ※ 補足 ]
Geography(地理)、Geology(地質)
ΦΩΣ
/ˈfos/
Phos
/ˈfoʊs/
photo
/ˈfoʊtoʊ/
英語の Photo-(光の〜)の語源。
Photograph(写真)、Photon(光子)

2. 色(カラー)系

日本語ギリシャ語ローマ字変換英単語
連結用パーツ
豆知識
(由来する英単語)
ΛΕΥΚΟΣ
/lefˈkos/
Leukos
/ˈlukoʊ/
leuko
/ˈlukoʊ/
英語の Leuko-(白い)の語源。
Leukocyte(白血球)
ΜΕΛΑΣ
/ˈmelas/
Melas
/ˈmɛləs/
melan
/ˈmɛlən/
英語の Mela-(黒い)の語源。[ ※ 補足 ]
Melanin(メラニン)、Melancholy /ˈmɛlənkɑli/(憂鬱:黒い胆汁)
ΕΡΥΘΡΟΣ
/eriˈθros/
Erythros
/ɪˈrɪθroʊ/
eryth
/ɪˈrɪθ/
英語の Erythro-(赤い)の語源。
Erythrocyte(赤血球)
ΚΥΑΝΟΣ
/ci.aˈnos/
Kyanos
/ˈsaɪənoʊ/
cyan
/ˈsaɪən/
英語の Cyan-(青い)の語源。
Cyan /ˈsaɪæn/、Cyanide /ˈsaɪənaɪd/
ΧΛΩΡΟΣ
/xloˈros/
Chloros
/ˈklɔroʊ/
chlor
/ˈklɔr/
英語の Chloro-(緑の)の語源。
Chlorophyll(クロロフィル:葉緑素)、Chlorine(塩素)
ΧΡΥΣΟΣ
/xriˈsos/
Chrysos
/ˈkrɪsoʊ/
chryso
/ˈkrɪsoʊ/
英語の Chryso-(金の)の語源。
Chrysanthemum(クリサンセマム:黄金の花=菊)
水色
空色
ΓΛΑΥΚΟΣ
/ɣlavˈkos/
Glaukos
/ˈɡlɔkəs/
glauco
/ˈɡlɔkoʊ/
英語の Glauco-(青緑、輝く水色)の語源。
Glaucoma(緑内障:目が青白く濁る)
ピンク
バラ色
ΡΟΔΟΝ
/ˈroðon/
Rhodon
/ˈroʊdən/
rhod
/ˈroʊd/
英語の Rhodo-(バラ色、ピンク)の語源。
Rhododendron(シャクナゲ:バラの木)
ΠΟΡΦΥΡΑ
/porˈfira/
Porphyra
/ˈpɔrfərə/
porph
/ˈpɔrf/
高貴な色とされる「パープル」の語源。(ラテン語経由での変化)
Porphyry(斑岩:紫色の岩)
黄色ΞΑΝΘΟΣ
/ksanˈθos/
Xanthos
/ˈzænθəs/
xanth
/ˈzænθ/
英語の Xantho-(黄色い)の語源。
Xanthophyll(キサントフィル:葉の黄色い色素)
灰色ΦΑΙΟΣ
/feˈos/
Phaios
/ˈfeɪəs/
phai
/ˈfeɪ/
英語の Phaeo-(灰色の、薄暗い)の語源。
Phaeomelanin(フェオメラニン:赤茶〜灰色の色素)
★ オレンジは古代ギリシャになかった概念のため、現代語を掲載します。
オレンジ
黄金色
ΠΟΡΤΟΚΑΛΙ
/portoˈkali/
Portokali
/ˌpɔrtoʊˈkɑli/
portokalo
/ˌpɔrtoʊkəˈloʊ/
英語のOrangeの語源ではありません。ネーミングの参考に。[ ※ 補足 ]

3. 動き・エネルギーの語源表

日本語ギリシャ語ローマ字変換英単語
連結用パーツ
豆知識
(由来する英単語)
動きΚΙΝΗΣΙΣ
/ˈcinisis/
Kinesis
/kɪˈnisɪs/
kin
/kɪn/
英語の Kine-(動く)の語源。
Kinetic(動的な)、Cinema /ˈsɪnəmə/(映画)
速さΤΑΧΥΣ
/taˈçis/
Tachys
/ˈtæki/
tachy
/ˈtæki/
英語の Tachy-(速い)の語源。
Tachometer(回転速度計)

動力
ΔΥΝΑΜΙΣ
/ˈðinamis/
Dynamis
/ˈdaɪnəmɪs/
dyn
/ˈdaɪn/
英語の Dyna-(力)の語源。
Dynamic(活動的な)、Dynamite(ダイナマイト)
ΘΕΡΜΟΣ
/θerˈmos/
Thermos
/ˈθɜrmoʊ/
therm
/θɜrm/
英語の Thermo-(熱い)の語源。
Thermostat(温度調節器)、Thermometer(体温計)
響きΗΧΩ
/iˈxo/
Echo
/ˈɛkoʊ/
echo
/ˈɛkoʊ/
そのまま英語の Echo になった。
Echo(エコー・反響)
太陽
日光
ΗΛΙΟΣ
/ˈi.li.os/
Helios
/ˈhilioʊs/
helio
/ˈhilioʊ/
英語の Helio-(太陽の〜)の語源。太陽神ヘリオスに由来。
Heliocentrism(地動説)、Helium(ヘリウム:太陽から発見)

月光
ΣΕΛΗΝΗ
/seˈlini/
Selene
/səˈlini/
seleno
/səˈlinoʊ/
英語の Seleno-(月の〜)の語源。月の女神セレネに由来。
Selenology(月学)、Selenium(セレニウム:元素名)

4. 空間・サイズ・構造の語源表

日本語ギリシャ語ローマ字変換英単語
連結用パーツ
豆知識
(由来する英単語)
巨大ΜΕΓΑΣ
/ˈmeɣas/
Megas
/ˈmɛɡə/
mega
/ˈmɛɡə/
英語の Mega-(巨大な)の語源。
Megaphone(拡声器)、Mega-size
最小ΜΙΚΡΟΣ
/ˈmikros/
Mikros
/ˈmaɪkroʊ/
micro
/ˈmaɪkroʊ/
英語の Micro-(小さい)の語源。
Microscope(顕微鏡)、Microsoft
一人のΜΟΝΟΣ
/ˈmonos/
Monos
/ˈmɑnoʊ/
mono
/ˈmɑnoʊ/
英語の Mono-(一つの)の語源。[ ※ 補足 ]
Monologue(独白)、Monorail(モノレール)
全てのΠΑΝ
/ˈpan/
Pan
/ˈpæn/
pan
/pæn/
英語の Pan-(全ての)の語源。
Panorama(パノラマ)、Pan-Pacific(汎太平洋)
球体ΣΦΑΙΡΑ
/ˈsfera/
Sphaira
/ˈsfaɪrə/
sphere
/sfɪr/
英語の Sphere の語源。[ ※ 補足 ]
Atmosphere(大気:空気の球)、Sphere(球体)
ΑΣΤΡΟΝ
/ˈastron/
Astron
/ˈæstrən/
astro
/ˈæstroʊ/
英語の Astro-(星の)の語源。
Astronomy(天文学)、Astronaut(宇宙飛行士)

5. Web制作・レイアウト用

日本語ギリシャ語ローマ字変換英単語
連結用パーツ
豆知識
(由来する英単語)
頂上
先端
ΑΚΡΟΣ
/ˈakros/
Akros
/ˈækrəs/
acro
/ˈækroʊ/
Acrobat (高い、先端)を意味する語源。[ ※ 補足 ]
Acropolis(アクロポリス:高い都市)
中心ΚΕΝΤΡΟΣ
/ˈcentros/
Kentros
/ˈkɛntrəs/
centr
/ˈsɛntər/
ギリシャ語 → ラテン語 → フランス語を経て英語に入った語源。[ ※ 補足 ]
Center(センター)、Central
基礎ΒΑΣΙΣ
/ˈvasis/
Basis
/ˈbeɪsɪs/
basis
/ˈbeɪsɪs/
英語の Base の語源。
Basis(基礎)、Base(土台)
時間ΧΡΟΝΟΣ
/ˈxronos/
Chronos
/ˈkrɑnoʊs/
chron
/krɑn/
英語の Chrono-(時間)の語源。
Chronicle(年代記)、Synchronize(同期)
ΜΟΡΦΗ
/ˈmorfi/
Morphe
/ˈmɔrfi/
morph
/mɔrf/
英語の Morph-(形)の語源。
Morphing(モーフィング)、Metamorphosis(変身)

深淵
ΒΥΘΟΣ
/viˈθos/
Bythos
/ˈbɪθɑs/
byth
/bɪθ/
英語の Abyss-(底なしの〜)の語源。否定の a-(無い)+ byssos(底)で「底なし」。
Abyss(アビス:底なしの深淵)

極点
ΑΚΡΟΝ
/ˈakron/
Akro / Acro
/ˈækrən/
acro
/ˈækroʊ/
Topよりも「端っこ」というニュアンス。
Acronym /ˈækrənɪm/(頭文字:語の「端」を取ったもの)

▶ 本表のデータについて(IPA・綴りの扱い)

本表は、英単語の語源(接頭辞・接尾辞)を理解し、ネーミングや Web 制作のインスピレーションに活用することを目的としています。そのため、言語学的に以下の特性があることをあらかじめご了承ください。

  • 言語の時代背景について
    掲載している単語の多くは、英語の語源となった「古代ギリシャ語」をベースにしています。 ただし、「オレンジ(Πορτοκάλι)」のように古代には存在しなかった概念については、「現代ギリシャ語」を採用しています。 (※ 現代ギリシャ語の Portokali は「ポルトガルの実」に由来し、サンスクリット語由来の英語 Orange とは系統が異なります。)
  • ギリシャ語の IPA(発音記号)について
    表中の「ギリシャ語 IPA 」は、古代の再建音ではなく、現代ギリシャ語の標準的な発音に基づいています。
    • 例:地(ΓΗ)は現代音で /ˈʝi/(イ)ですが、古代では「ゲー」に近い発音でした。
  • 英語 IPA(アメリカ発音)と表記について
    本表では、ネーミングの際の「響き」を直感的にイメージしやすくするため、以下のルールを採用しています。
    • アメリカ英語の表記スタイル: 一般的なアメリカ英語の辞書表記に倣い、長音記号(ː)を使用しない「簡略表記」を採用しています。イギリス英語とは異なり、アメリカ英語では母音記号そのもので音の質(長さや響き)を区別するのが一般的であるためです。
    • 接頭辞としての響きを優先: 結合時の音を基準に記載しています。
      • 黒(Melas):本来は /ˈmɛləs/ ですが、結合時の Mela- /ˈmɛlə/ を優先。
      • 一人の(Monos):本来は /ˈmɑnəs/ ですが、結合時の Mono- /ˈmɑnoʊ/ を記載。
  • 綴りの変化について
    ギリシャ語が英語に組み込まれる際、ラテン語を経由するなどの理由で綴りが変化しているものがあります。
    • 例:球体「ΣΦΑΙΡΑ(Sphaira)」 → 英語「Sphere」
    • 例:中心「ΚΕΝΤΡΟΣ(Kentros)」 → 英語「Center」 これらは現代英語で最も一般的な綴りと発音を「読み(語源)」の欄に記載しています。
  • 「アクロポリス」や「アクロバット」の /k/ 音 「頂上(Akros)」の発音記号が /ˈækrəs/ となっているのは、英語の語頭(Acro-)として弱まるためですが、単語によっては /k/ がはっきり発音されます。
  • 「Pyr」は英語では単体で使われることは少なく、主に Pyro-(/ˈpaɪroʊ/)という形で使われます。「Pyre(火葬の薪)」の場合は /ˈpaɪər/ と発音されます。
★ ファイル名にいつも悩むので、ギリシャ語も取り入れることにしました。ページは Gemini の力を借りて、言語学的な裏付けを確認しながら作成しました。 口の画像国際発音記号 IPA 特にアメリカ発音は私のこだわりです。
上に戻る